昨年、くさつきは編集プロダクションで仕事してました。
毎日遅くて、くさつきの人生はこうやっておわるのかのぉなんて
悲観的になっていた時期も有りました。
ある、むしむしする夏の夜。寝付けなくてテレビをつけたんです。
音楽甲子園かぁ…へえ…
くさつきの脳は死にかけてました。あー…あのコピーどうしよー…
ぼー…
テレビに映っていたのは音楽甲子園、東北ブロックの予選。
高校生バンドなんかが一生懸命歌っていました。
くさつきの高校生の時は…あー思い出したくない。
あれ?
すごーく地味な子がピアノで弾き語りをしてたんです。明らかに周りと
は違い、まあ浮いてます。でも、その子の歌詞を聴いて高校生は泣いていました。
彼女の名前は日食なつこ。その歌詞が素晴らしかったんです。
※音量注意です
一般的に普通1分で歩く距離を、 3分4分かけて歩いてく人がいる。
1歩踏み出すたびに、その意味を考える。
…いずれあたしも死んでいく。死に方はきっと選べない。
だから生き方を選びましょ。前例がないような奇抜なのを。
…隙間という隙間に可能性を立てる開拓者彼女を歌を聴いて、高校生が泣く理由がわかった気がします。
高校生の頃って、必死なんです。
だんだん仲間同士でいつまでもいられないということがわかってきて
自分ひとりで立つ時期を迎える。
あのときの覚悟って、今思えば「なんだ、あんなこと」と思うけど
でもその時は必死で。それは決死の覚悟だったと思うんです。
友達がいなくても、自分の歌を一人で歌うと決めた高校生。
仲間がいなくても、自分の選んだ職を貫こうと決めた社会人。
人生の中の覚悟って、そんな風に迎えるときは気持ちとして
似てると思いませんか?
その時は死ぬ気の覚悟。新しい世界に飛び込んでいくのは
こういう気持ちなんだなと思います。
だから、日食なつこの歌を聴いて高校生たちはこれから
はじまる自分の人生を重ねて泣くのだと思いました。
彼女の歌は、その瞬間をきれいに切り取り
彼女自身の覚悟を叫んだからこそ、支持されたと思います。
日食なつこが、あれ以来どうしているか知らないです。
ただ、ネットで見る限りでは東北地区で有名になってきたようです。
くさつきは、この歌以外知りませんが
こういうことを言葉にする彼女は、きっと好きだと思います。
会って話をしてみたい人です。
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