スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『イタい女の作られ方』-女の姥皮地獄、男の鎧地獄-

 デブなのに、巨乳自慢な女
 ブスなのに、モテ自慢な女
 ババァなのに若い男に入れあげて、若作りの女
 嫌われてるのに、愛されてると勘違いしてる女

自分でも酷い人間だと思うけど何故か、このテの女にはイラッとせずにいられない。
…それにしても、この激烈な苛立ちは、何なんだろう。
巨乳自慢をしようが本人の勝手じゃないか……自分に言い聞かせるのであるが、
やっぱり込み上げてくる不快な感情は押しとどめようがないのである。

(一部文章を抜粋、略して書いています)

中村うさぎ著『「イタい女」の作られ方~自意識過剰の姥皮地獄~』
中村うさぎ、知ってますか?(時代の大きな渦の中ででもちょっとだけ書いてます)
この人は本当に「女の視点」に鋭い作家です。
上記の文、不快と思われる方もいるかと思いますが、この視点に切り込んでいけるのは
只者ではないと思います。

くさつきは、実はそんなに女っぽくありません。小中共学、高校は女ばっかりでしたが
女の子の輪(和)の中でいきる辛さやしきたり(?)見たいなものに鈍感な人間でした。
一人でも平気平気ー。と、ちょっと変わり者でした。

しかし、女子の和(あえて和です)の恐ろしさは知っています。一度仲良くすると、その
グループから出て行けない、何かをするときはそのグループみんなで。グループ内の悪口は
いわないけど、他のグループはまるで他の社会と同等と見るように、悪口も平気。
そしてこのグループというものに属していないと学校の中では生きていけません。
「あ、あの子一人だね」「かわいそう~」そんな目で無言で非難されている(ように思います)。
グループに入らないと「友達が出来ない」「和をつくれない」という人として社会の下位という
レッテルを貼られるのです。これは、小学校からすでに始まっています。
しかし、女子ばかりになるとあんがいフランクでまるで男社会になるんですけどね。不思議。

一方で、男も男なりのグループのルールがあります。中村うさぎはこんな風に考察しています。
『アイアンマン』というアメリカ映画のコピー…鉄のロボットを鎧のように着込んだヒーローが
超人的な活躍をするSFアクション…「装着せよ―強き自分」というコピーが付されていた。
 装着せよ、強き自分……それは、男たちを支配する「呪いの声」である。


男は男の前で「強き自分」、つまり少し誇張した自慢話なんかで自分の大きさを
見せる。女は、女の前ではワンランク自分を下げて…つまり姥皮をかぶって表現する。
これが男社会と女社会の違い。

しかし、この歴史ある暗黙の社会がいま崩れかけています。女が社会に出るようになり、
男も同じく、鎧を脱ぎ捨てる時が近づいている…と中村うさぎはいいます。
弱っちいくせにマッチョな鎧で武装して、
いまだに無敵のヒーローになりたがっている男たち。
そろそろ、戦うことや勝つことにアイデンティティを置くのをやめたらどうだ。

おそろしい…だけど草食男子や主夫という言葉が耳慣れてきた時代、男性の意識も変ってきたのは
確かです。仕事も女性上司の割合が増えてきましたし…。


姥皮と鎧。私たちはこの地獄の中で生きている。この主張を基軸にしてこのエッセイは
構成されています。だから、女は自分を周りと計らない「イタい女」に腹が立つ。
おもしろいですね。くさつきは「和」に無関心気味な人間ですが、彼女の本を読むと
違う視点で世界が見えてうなずくことがあります。不快に思ったり、うなずいたりするのは
一部どこかで真実だと感じる自分がいるからだとくさつきは思います。

…うーん。しかし、この姥皮問題、くさつき自身はどうだろう?
姥皮の社会で自分も和の一部として生きていけるかなぁ(多分ムリ)。

ライターになっていろいろやりたいこと出てきて、
姥皮かぶってみんなと足並みそろえててはいけないことがわかった。
だから、くさつきの今の選択は「姥皮というニセ皮」を着込んで、
心では「女社会に見切りをつける」ですね。
姥皮なんて着てたらその内、ろくでもない男をあてがれて「墓守お願いね」とかいう姑の
言葉にうなずいてしまうかもしれない。姥皮は「主張しない自分」なんだもん。
世の中には不思議で面白いことがたくさんあるのに、家に閉じこもって姥皮かぶってる
場合じゃないんです。(←この人の場合ですけど)

でも、一方で女社会から出ることは絶対に出来ない。
女には女しかわからんことがあるからね。
くさつきの生物学的に女、という事実は変らないですから。
「姥皮を被って生きる」けど、こんな皮ムダなんだよー。と一人でも行動する。
これしかないか。生物としての女(一生変らないであろう事実)と
社会の中の自分(個人として男とわたりあわなければならない)。このハザマで
今の女性たちは苦しむのかもしれない。そして、いろんな自分を使い分けるという
コミュニケーションに長けて行くのかもしれない。


中村うさぎくらい、主張がはっきりした自分になれば姥皮を
ぜんぶ捨てちゃうか?
そんな日は来るのかいな?


スポンサーサイト
ようこそ くさつき帳
プロフィール

草月 愛弓

Author:草月 愛弓
草月愛弓(くさつきあゆみ)
Age:30
北海道江別市在住
職業:ライター(他にもいろいろ)
趣味:本、絵、まちあるき

基本は仕事大好き人間です。叱らずのびのび、育ててやってください。温厚に見えますが、仮面の下ぶちぎれ組。

※カテゴリに①②と数字のついているものは北海道探検を
している記事になります。 

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
ぽちっ!
人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
blogram投票ボタン
  • 管理画面
  • 応援してます、このブログ
    検索フォーム
    これこれ。
    はむがちゃんと走らない。マウスでくりっく
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    メールフォーム

    名前:
    メール:
    件名:
    本文:

    ぶつぶつ・・・
    クリックで草月がしゃべります
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。